2025-08

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責任強迫、加害強迫、魔術的思考の違い

責任強迫とは、自分が何かをする・しないことで、誰かに害が及ぶだろう、それは自分の責任になる、という恐怖です。直接自分の手で周囲を害するのではなく、自分のやり残し、不完全さによって、周囲の誰かに害が及ぶということです。例えば、ガスの元栓を10...
うつ

尿酸と躁うつ病

躁うつ病の躁状態のときに尿酸値が高くなっていて、これを抑えると躁症状もよくなる可能性があります。はい。尿酸はもともと抗酸化物質であり酸化ストレスを中和しますが、それが過剰な場合には炎症反応を誘導してしまい、心身に悪影響をあたえかねません。う...
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精神科医でも知っておくべき抗菌薬

フレミングがペニシリンを発見しましたが、ノーベル賞受賞スピーチのときにすでに薬剤耐性菌の問題を語っていました。薬剤耐性菌による死者は1000万人に達しようとしています。悪性腫瘍による死者800万人ですから、薬剤耐性菌の問題がいかに深刻かとい...
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うつ病と遺伝。抗うつ薬と再発。

うつ病がよくなったので、抗うつ薬をやめたいと思います。そうですね。うつ病が寛解してから、もう一年が経過しますから徐々に減らしていきましょう。抗うつ薬をやめるとうつ病は再発しますか?抗うつ薬をやめると40%で再発があるといわれ、抗うつ薬を継続...
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精神科医でも知っておくべき抗リン脂質抗体症候群

抗リン脂質抗体症候群とは自己免疫疾患です。全身の血液が固まりやすくなるため、習慣性流産や若年者でも脳梗塞や肺塞栓などをおこします。なぜ精神科医でも知っておくべきなのでしょうか。抗精神病薬のクロルプロマジンが、抗リン脂質抗体を産生し、抗リン脂...
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静脈血栓塞栓症、深部静脈血栓症、肺塞栓

深い場所の静脈に血栓ができると深部静脈血栓症(DVT)といわれ、肺塞栓(PE)のほとんどはDVTが原因となります。DVTとPEを含めて、静脈血栓塞栓症(VTE)といいます。遠位部(末端のほうの細い静脈)血栓は自然溶解するためほとんど問題にな...