私たちは毎日、平均でおよそ6万回もの思考をしているといわれています。その中には自分自身への問いかけも数多く含まれています。
たとえば、「なぜ、私はこれができなかったのだろう」「なぜ、もっと出世できないのだろう」「どうして、すぐにくじけてしまうのだろう」といったように、“why（なぜ）”を使って自分に問いかけてはいないでしょうか。
whyの問いかけは過去に焦点をあててしまいがちです。すでに結果が出てしまったことについて考えるため、どうしても「取り返しのつかないこと」に意識が向いてしまいます。
それに対し“what（何を・何が）”を使った問いかけは、現在や未来に焦点をあてます。
「自分は何をしたいのか」「いま、何を考えているのか」「自分は何が好きなのか」といったように、前向きな視点をもたらしてくれるのです。
ですから、これからは自分に問いかけるとき、“why”ではなく“what”の構文で考えるようにしてみましょう。
その小さな違いが、思考の方向を過去から未来へと変えてくれるかもしれません。
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