
先日、認知症で入院した患者様があばれてしまいました。認知症の周辺症状なのか、それともせん妄なのか、どちらだったのでしょう。

くわしく教えてください。

認知症の診断は外来ですでにされてました。
入院してから昼と夜の逆転がおこり、夜は不眠でした。
その日のお昼までは静かにすごされていたのに、夕刻になって突然興奮し、何かをつかもうと空中に手をのばす仕草をし大声で誰かと話す様子がありました。

・急激な発症
・幻視
・睡眠覚醒リズムの乱れの先行
・夕方から夜の悪化
以上から、せん妄でしょう。

わかりました。

認知症はせん妄を起こすことが多くありますが、認知症の中にせん妄は含めません。両者は鑑別しなければいけませんが、実際は難しいことも多いですね。

せん妄の治療はまず非薬物療法です。身体のご病気が原因であれば、その治療をします。
どうしても興奮をおさえなければいけないときはリスペリドンの内服やセレネースの注射などがよいでしょう。

わかりました。
お薬の使い方はとても難しく、また精神療法も大事です。お困りの方はネットの情報に頼らず必ず病院で判断してもらいましょう。
せん妄の治療に非定型抗精神病薬を使うことがあります。クエチアピンには半減期が短いこと(3時間)、オランザピンは抗コリン作用の副作用があることに留意します。治療薬としてブロナンセリン、チアプリド、トラゾドンやミアンセリン(テトラミド)などの効果も期待できます。
参考文献
1 認知症 周辺症状,せん妄
2 認知症とせん妄 長谷川典子、池田 学。日本老年医学会雑誌 51巻 5 号(2014:9)https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/clinical_practice_51_5_422.pdf
3 We介護 せん妄と認知症の違い https://kaigo.ten-navi.com/article/27
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