ラツーダは統合失調症には40㎎から

ルラシドン(ラツーダ)は20㎎錠もありますが、統合失調症には40㎎から使用すべきですね。

はい。双極性障害にも適応がありますが、なぜでしょう。

この薬はドーパミンをブロックして幻覚妄想に効果がありますが、セロトニンを刺激して抗うつ効果もあるのです。

セロトニンを刺激すると錐体外路症状がでるのではないでしょうか。

いい点に気が付きました。セロトニン1A受容体は刺激して、セロトニン2A受容体はブロックしてくれるので、それぞれ抗うつ作用、錐体外路症状軽減作用となるのです。

わかりました。受容体の刺激、拮抗をまとめてみました。

チョっとくわしく
統合失調症に対する薬物療法について、症候学的完全寛解を達成できるのは23%程度という報告があります。この数値から薬物療法の難しさがよくわかると思います。

ラツーダの受容体親和性をみてみましょう。Ki値というものがあり、これは小さいほど受容体への親和性が高くなります。ラツーダのヒスタミンH1受容体やムスカリンM1受容体へのKi値は1000nM以上であり、ほとんど作用しないことがわかります。また5-HT1Aについてはパーシャルアゴニストとして作用します。

急性期においてはまず40mgで使ってみて、2-3日使った上で早期に80mgまで増量するのがよいとされます。

実際に使用する上での注意点は、食後に内服することがあげられます。また投与初期に嘔気が起こる場合がありますが、しばらくすると慣れることが多いため経過観察としてよいかもしれません。

参考文献
1 受容体特性から考える抗精神病薬の使い方とラツーダへの期待
2 統合失調症治療薬 ラツーダの有用性 精神科救急におけるリアル・ノウハウ ー急性期から維持期・寛解期までー



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