躁病のお薬

躁病エピソードの第一選択薬はリチウムですね。即効性が必要であったり症状が重い場合は、リチウムと非定型抗精神病薬(オランザピン,アリピプラゾール,クエチアピン,リスペリドン)の併用がよいですね。

効果がなかったり、アレルギーや副作用があったりした場合はどうすればよいでしょうか。

バルプロ酸か、カルバマゼピンか、非定型抗精神病薬(オランザピン,アリピプラゾール,クエチアピン,リスペリドン)などの単剤か、バルプロ酸と非定型抗精神病薬の併用がよいでしょう。

躁病エピソードにリチウムやバルプロ酸をつかう場合、割と高い血中濃度を維持したほうがよいといわれていますね。リチウムは1.0mEq/L、バルプロ酸は70µg/mLという文献もあります。どちらの薬も中毒や催奇形性などの副作用には十分注意しなければいけません。

お薬の使い方はとても難しく、また精神療法も大事です。お困りの方はネットの情報に頼らず必ず病院に行きましょうね。

チョっとくわしく
ダルク(DARC)とはDrug Addiction Rehabilitation Centerの略で、NPO法人(非営利の法人)です。1985年に最初の施設が東京日暮里に設立されて以来、全国に広がりました。薬物依存の世界的な自助グループとしてNA(Narcotics Anonymous)が知られていますが、ダルクは海外にはありません。活動や運営は依存症者たち自らが行なっており、回復者主導型・当事者主導型の薬物依存症回復施設といわれています。医療だけではカバーしきれない「生活訓練の場」を提供しています。 ダルクの施設が住人から反対運動にあったり、薬物依存の相談や講演の依頼といった本来のダルクの目的とちがうことでスタッフに負担がかかったりと、様々な問題があります。 ダルクの利用者の調査では、依存の形成から回復に至るまでに平均10年近くの時間を要するという報告もあります。NAやAA(Alcoholics Anonymous)などの自助グループ・セルフヘルプグループでは「12のステップ」が用いられますが、ダルクでも用いられています。また家族会をもっているダルクもあります。 ダルクが日本全国で設立され方向性や形態が多様化していますが、その多様化こそがダルクの優れた特徴であるといわれています。

参考文献
1 Wikipedia, DARC. https://ja.wikipedia.org/wiki/DARC
2 日本うつ病学会治療ガイドライン Ⅰ.双極性障害 2017 https://www.secretariat.ne.jp/jsmd/iinkai/katsudou/data/180125.pdf


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