抗精神病薬の維持量の大切さ

統合失調症の患者様の抗精神病薬を維持量以下にしたのですが、その後に症状が再燃してしまいました。

患者様は副作用を気にされたり、薬に頼らずに生活したいというお気持ちがあり、治療者としてはそれに応えたくなって抗精神病薬を減らしたくなりますね。しかし統合失調症では再発を繰り返すと予後がわるくなることがわかってます。

再発をさけるために統合失調症の症状が寛解しても維持量の内服は続けるようにしましょう。

お薬の使い方はとても難しいので、お困りの方はネットの情報に頼らずに必ず病院に行きましょう。

チョっとくわしく
統合失調症でアドヒアランスが不良の場合、三か月後には三割が再燃したという報告されています。さらに、統合失調症で維持療法をした群とプラセボ群を比較すると、プラセボ群で再発のリスクが高くなり、QOLも下がったという報告があります。



参考文献
1 統合失調症における抗精神病薬治療の際の共同意思決定(Shared Decision Making : SDM)の導入について 著者: 島本優太郎, 嶽北佳輝 出典: 臨床精神薬理 Volume 25, Issue 11, 1169 – 1177 (2022) 出版社: 星和書店

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