
自分の皮膚のかわを手や道具をつかって剥いてしまい、やめたくてもやめられず、しかし剥くと満足感があるというのが皮膚むしり症です。

アメリカの精神科診断基準であるDSM-5では「強迫症および関連症群」というグループに分類されます。このグループには、強迫性障害、醜形恐怖症、抜毛症などもありますね。

はい。以前は強迫性障害は「不安障害」というカテゴリーに入っていたのですが、最新の分類では独立したカテゴリーになったことも覚えておきましょう。

薬物治療はSSRIやラモトリギン、オランザピン、アリピプラゾールなどですが、まだ確立されていません。

海外では、SSRIやラモトリギン(ラミクタール)の臨床試験が多く報告されているようですね。

習慣逆転法といって、○どんな時に皮膚をむしりたいと思うかを理解し、○皮膚をむしる行為を別の行為(こぶしを握りしめる、編み物をする、手の上に座るなど)に置き換え、○それを周囲のひと(家族、医療者)にも評価してもらう、という治療もあります。
ラモトリギン(ラミクタール)については2つの臨床研究がありました。ひとつめの非盲検試験(n=16)では、奏効率が67%でした。この試験では患者グループはラモトリギンだけで治療されていて、 ラモトリギンの投与量は25mg隔日投与から300mg/日までの幅がありました。しかし2番目の無作為比較試験(n=7)での奏効率は43.8%であり、プラセボと比較して大きな効果はありませんでした。
参考文献
1 Excoriation (skin-picking) disorder: a systematic review of treatment options Neuropsychiatr Dis Treat. 2017 Jul 14;13:1867-1872. doi: 10.2147/NDT.S121138. 公開されているpdf
2 Lamotrigine treatment of pathologic skin picking: an open-label study J Clin Psychiatry . 2007 Sep;68(9):1384-91. doi: 10.4088/jcp.v68n0909.
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