むずむず脚症候群(レストレスレッグズ症候群)

夜になって横になると、脚がむずむずして動かさずにはいられなくなるんです。歩いたりあしを伸ばすと少しよくなるのですが。昼間はほとんど何もないのに。

ご家族に似た症状の方はいらっしゃいますか。

母親が似たことを申してました。

むずむず脚症候群かもしれません。

鉄剤、ドパミンアゴニスト(プラミペキソール)や、抗てんかん薬のクロナゼパム(リボトリール)、ガバペンチン(ガバペン)、カバペンチン エナカルビル(レグナイト)などがあります。

チョっとくわしく
夕方から夜に、横になったり安静にすると、足を動かしたい衝動にかられ、動かすと楽になる、という4つの特徴があります。女性に多く、家族性があります。抗うつ薬、抗精神病薬、リチウムなどが原因になり得るので注意が必要です。

むずむず脚症候群(レストレスレッグズ症候群)はアカシジアに酷似していますが、アカシジアでは一日中症状がありますが、むずむず脚症候群は夜間に悪化することが多く、そこが鑑別に役立ちます。

また周期性四肢運動障害も鑑別としてあげられます。むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害は非常ににていて、治療もほぼ同じです。むずむず脚症候群は寝付くときに症状がでますが、周期性四肢運動障害は睡眠中に足の指や足首の関節、膝関節の屈曲が不随意に起こります。本人はそれに気づかないことが多いです。

むずむず脚症候群も、周期性四肢運動障害も、ADHDと合併することが多いとされます。むずむず脚症候群ではドパミン神経系の異常(ドパミン低下)や鉄代謝異常の関与が示唆されています。ADHDでは前頭葉のドパミン機能が低下していると考えられていますから、病態がオーバーラップしているのかもしれません。

参考文献
1 標準的神経治療:Restless legs症候群 編集:日本神経治療学会治療指針作成委員会
2 気分障害に併存する過眠 大槻 怜 , 鈴木 正泰 64巻10号 , 2022年10月 精神医学
3 精神疾患における睡眠問題とその治療に関する諸課題 三島和夫 著 臨床精神薬理 Volume 25, Issue 10, 1059 – 1069 (2022)
4 むずむず脚症候群(RLS)のサイト リンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました