
てんかん精神病の分類ですが、発作と発作の間である発作間欠期に出現するものと、発作周辺期(発作と直接関連している)に出現するものに分けられます。

発作間欠期のてんかん精神病はわかるわ。
発作が抑制されたときに幻覚妄想が増悪する交代性精神病(脳波では強制正常化)や、発作の出現にはあまり関係なく慢性持続性に精神症状がみられるものがあります。後者はてんかんに統合失調症が合併しているのか、それともてんかんに付随する症状精神病ととらえるのかは意見が分かれますね。

発作周辺期のてんかん精神病はというと、代表例が発作後精神病状態といわれるものですね。重症の発作が起きて数日の清明期のあとに発症します。気分障害や幻覚妄想が混在します。多くの場合は自然治癒し、ほとんどは 1 カ月以内で治まりますね。

例えば、統合失調症などの精神病には、電気けいれん療法といってけいれんを人為的におこして治療することがあります。簡単にいうと、てんかんになると精神病の方は消退すると言えます。また抗精神病薬、特にロドピン、クロザピンなどはけいれんの副作用があります。精神病の薬が潜在的にけいれんをおこす効果をもっていると言えるかもしれません。
既出のようにてんかんがよくなると精神病が出現してくる交代性精神病があり、これも精神病とてんかんは反対の関係にあると考えれば理解しやすく必要時にすぐに思い出せます。
もちろん実際はケースバイケースで、精神病とてんかんが同時に増悪することもあるかもしれません。あくまでも、大まかに捉えるためのものです。
てんかんの種類をザっとおさらい もご覧ください。
参考文献
1 てんかんに随伴する精神症状 山田 了士 著 · 2011 The Japanese Society of General Hospital Psychiatry Vol. 23, No. 1 てんかんに随伴する精神症状 山田 了士
2 てんかん患者の精神症状 てんかん患者の精神症状
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