
月経前に心身の調子がわるくなり、月経がはじまると改善するという病気に、PMS(premenstrual syndrome, 月経前症候群)と、PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder、月経前不快気分障害)があります。
精神症状を主体とする場合がPMDDです。

PMDDのくわしい診断基準はDSM-Ⅴというアメリカの精神科診断集にあるわ。

はい。
PMSとPMDDは、うつ病などの精神疾患や内科疾患の月経前増悪(premenstrual exacerbation: PME)と区別する必要がありますね。

PMSとPMDDのお薬としては、婦人科で経口避妊薬、精神科でSSRIなどが処方されます。

お困りの方はネットの情報に頼らず必ず病院で相談しましょう。
PMDDは神経症的性格傾向、うつ病、小児期逆境体験などと関連することが報告されています。
非薬物療法としては、カルシウム、ビタミンB6(ピリドキシン)、認知行動療法があります。ビタミンB6(ピリドキシン)はセロトニン合成の補酵素です。
薬物療法では、SSRI、経口避妊薬があります。
性機能障害が一番でにくいのがエスシタロプラムです。またパロキセチンはNO合成酵素阻害作用があり、片頭痛に有効と考えられています。
PMSは気の異常と考えて、漢方薬が使われることがあります。いらいいらに対して、加味逍遙散料や抑肝散加陳皮半夏が用いられます。夫婦喧嘩にまでなるときは抑肝散加陳皮半夏がよいかもしれません。
参考文献
1 臨床での活用漢方で治そう 月経前症候群(PMS)の漢方治療 クラシエ薬品 ホームページ
2 PMS,PMDD の診断と治療―他科疾患との鑑別―。昭和大学医学部産婦人科学講座 白土なほ子 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jshowaunivsoc/77/4/77_360/_pdf/-char/ja
3 PMS/PMDD の薬物治療 著者: 村尾朋彦, 村岡寛之 出典: 臨床精神薬理 Volume 25, Issue 7, 797 – 803 (2022) 出版社: 星和書店
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