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未成年者の医療保護入院

僕は17歳です。僕が医療保護入院をする場合、両親の同意は必要ですか。はい。未成年ですから、ご両親二名の同意が必要となります。僕は来月がきたら18歳になります。もし18歳になってから医療保護入院する場合、両親の同意が必要ですか?いいえ。民法で...
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精神分析をうけたい?

精神分析をうけたいのですが。日本で正統な精神分析家はすくないです。週に1-2回の対面での自由連想は精神分析ではなく精神分析「的」精神療法といわれます。カウチに横になって自由連想を一回50分間、それを週に4-5回、時刻を決めて行うという治療構...
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PMS、PMDD

月経前に心身の調子がわるくなり、月経がはじまると改善するという病気に、PMS(premenstrual syndrome, 月経前症候群)と、PMDD(Premenstrual Dysphoric Disorder、月経前不快気分障害)があ...
くすり

30日以上処方できる睡眠薬、抗不安薬

30日以上処方できる睡眠薬をまとめてみましょう。睡眠薬ではベンザリン、リスミー、エスゾピクロン(商品名ルネスタ。一方ゾピクロン(アモバン)は30日制限がある)、スボレキサント(ベルソムラ)、ロゼレム、デエビゴです。抗不安薬ではタンドスピロン...
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睡眠世界を信じる

夜どうしても眠ません。睡眠世界を信じてみましょう。睡眠世界ですか。宗教か何かですか?いえいえ(笑)。私たちは、目をさましている間に認識しているこの世界を全てだと思っています。でも本当にそうでしょうか。どう考えても、世界はこの世界だけですよ。...
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急性期の抗精神病薬

統合失調症の急性期で、抗精神病薬は最小有効量(MED)の2倍で効果がでるといわれています。最小有効量とは薬の添付文書に書かれている最小量とほぼ同じです。維持期は急性期の容量の半分以下にはしないという目安がありますね。クロルプロマジン換算で2...
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高プロラクチン血症は何が怖い?

抗精神病薬の副作用として、高プロラクチン血症がありますね。はい。無月経や乳汁分泌などの症状がありますが、無症状のこともあります。無症状でも長期間つづくと、乳がんや骨粗鬆症のリスクになるため、定期的な血中濃度測定が必要です。高プロラクチン血症...
ねむり

クライネーレビン症候群 知っておきたい稀な病気

クライネーレビン症候群とは、数日から数週間の過眠期があり、それが数日以内に突如として寛解し、間欠期になるという経過を繰り返す稀な疾患です。過眠期は辛うじて排泄、食事は可能ですが、意識水準の低下がみられますね。治療法は未確立で、炭酸リチウムが...
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反響言語と反復言語のちがい

他者の発話を反復して繰り返すのが、いわゆるオウム返しであり、反響言語(エコラリア)ですね。はい。それに対して自己の発話の繰り返しは反復言語といわれますね。「とけいと言え」という問いに、「とけい、とけい、とけい」というのは何というでしょう。反...
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DVと児童虐待の問題

日本でDVというと配偶者・パートナーからの身体、心理、性的暴力をいいます。これを目撃した場合、一般国民には警察や配偶者暴力相談支援センターへの通報の努力義務がありますが、被害者の意志を尊重したうえで判断しなければなりません。そうですね。一方...
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理解できているフリをしない

先生、どう接したらよいかわからない方を担当していて、ちょっと相談させてもらってよろしいでしょうか。もちろんですよ、先生。私も病態が難しくて理解が難しい患者様については理解できているフリをせず、わからないことを認めて向き合うようにしています。...
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皮膚むしり症

自分の皮膚のかわを手や道具をつかって剥いてしまい、やめたくてもやめられず、しかし剥くと満足感があるというのが皮膚むしり症です。アメリカの精神科診断基準であるDSM-5では「強迫症および関連症群」というグループに分類されます。このグループには...
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目の前の患者様と向き合うことを続ける

多忙な毎日の臨床の中で、大勢の患者様を治療しなければいけない場合、ときとして圧倒され疲弊する。そういう時にどうすればよいのでしょうか。いままで多くの医師が何度も言っていることなのだけれども、結局いま目の前にいる患者様といましっかりと向き合う...
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ウェルニッケ脳症、コルサコフ症候群とは

ウェルニッケ脳症はビタミンB1(チアミン。商品名アリナミン)欠乏により急性に生じる意識障害,眼球運動障害,運動失調(歩行障害)をトリアス(3徴)とする病気ですね。アルコール依存症の方にみられます。いかに早く治療するかがポイントですね。日では...
うつ

運動はうつ病によい。エビデンスが沢山ある。

先生はうつ病だから運動しなさいというけれど、抗うつ薬による治療の方が科学的だし効果もあると思うのですが。実はそうともいえません。運動は抗うつ薬と同じ位抗うつ効果があるという多数のエビデンスがあるのですよ。え、そうなのですか。運動は民間療法と...
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緘黙(かんもく)と寡黙(かもく)の違い

家など安心できる環境では話せるのに、学校や職場で話せなくなることを選択性寡黙(せんたくかんもく)や場面緘黙と言いますね。緘黙(かんもく)と読み方も意味も似た言葉に寡黙(かもく)がありますが、寡黙の方は症状ではなく性格であって、自分から積極的...
くすり

刺激性下剤(センノシド、ピコスルファート)の慢性投与に注意

精神科の患者様には薬の副作用による便秘がよくみられますね。センノシドやアローゼンやピコスルファートなどの刺激性下剤と使うことがありますが、長期投与すると巨大結腸などになり、排便に大きな支障となることがあります。はい。ですから非刺激性下剤であ...
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むずむず脚症候群(レストレスレッグズ症候群)

夜になって横になると、脚がむずむずして動かさずにはいられなくなるんです。歩いたりあしを伸ばすと少しよくなるのですが。昼間はほとんど何もないのに。ご家族に似た症状の方はいらっしゃいますか。母親が似たことを申してました。むずむず脚症候群かもしれ...
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眼瞼けいれん

精神科には眼瞼けいれんを訴える方もいらっしゃいますね。眼瞼けいれんには、誘因なく発症する本態性、ベンゾジアゼピンの長期投与による薬剤性、パーキンソン病や進行性核上性麻痺などによる症候性にわけられます。眼瞼けいれんと鑑別が必要な疾患として、眼...
うつ

児童(~9歳)青年期(10歳~)のうつ病はある?

1960年代までは「超自我が未熟な児童においてはうつ病は起こり得ない」と考えられていましたが、海外のメタアナリシスではうつ病の発症ピークは15-16歳という報告があります。思春期のうつ病の有病率*は11%というデータもあります。児童思春期に...
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妊娠と精神科

大前提として、全人口の先天異常の割合が3~5%であること(ベースラインリスク)を念頭において考える必要がありますね。その上で、妊娠と精神疾患の関係を考える時、病気そのものの影響と、薬物の影響と、二つにわけて考えましょう。統合失調症に罹患りて...
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漢方薬の副作用

漢方薬って緩徐に効くのだから副作用はありませんよね?確かに漢方は1-2週間かけてゆっくり作用します。でも漢方薬の中には血中カリウムを下げてしまう薬があります。漢方薬に含まれる成分に利尿作用がある場合、多尿によってカリウムが排出されてカリウム...
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うつ病からの回復体験記の本

この本の著者はうつ病から回復する過程で様々なトライ&エラーをされています。もちろん病院も受診されたようですが、精神科的治療のほかに、独自にあみだした回復のために効果があった行動や考え方をこの本にまとめています。口語体の文章でとっても読みやす...
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アルコール依存症について患者様と学べる本

これは有名な本ですよね。薬物やアルコール依存症の患者様と一緒に読んで勉強しながら、知識を深め、それがそのまま治療にもなる本です。字が大きく、イラストが豊富です。第1回から第24回まであります。その中には、依存症だけではなく、コミュニケーショ...
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自信をもつには

読みやすくて内容も素晴らしい本でした。自信をもつには自分の悪い面も良い面もそのままだすことです。悪い(と自分が信じ込んでいる)面もそうですが、良い(と自分が信じ込んでいる)面も隠してはいけません。「自分自身が勝手にそうと思い込んでいる」自分...
ものわすれ

認知症の周辺症状か、せん妄か

先日、認知症で入院した患者様があばれてしまいました。認知症の周辺症状なのか、それともせん妄なのか、どちらだったのでしょう。くわしく教えてください。認知症の診断は外来ですでにされてました。入院してから昼と夜の逆転がおこり、夜は不眠でした。その...
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うつ病と適応障害のちがい

理由があって抑うつになれば適応障害、理由もなく特徴のある抑うつになれば内因性うつ病といえます。はい。しかし内因性うつ病でも心理的イベントが先行して発症のきっかけとなることが多く、この区別は難しいですよね。そうですね。理由があるのかないのか、...
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人の心を動かす一言

・涙は心の傷を流してくれる。・「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。私は私。あなたはあなた。もし縁が...
ふあん

パニック症と広場恐怖の関係

パニック発作が電車で起きたことはないのに、電車がこわくて乗れなくなってしまいました。パニック症の方に予期不安があらわれ、そこから回避行動をして広場恐怖症に発展することがあります。お薬いがいにも治療法はありますか。認知行動療法があります。チョ...
くすり

治療抵抗性うつ病

パキシル40㎎を8週間内服しても抑うつ気分、興味喜びの消失が改善しませんでした。それでパキシルをやめてイフェクサー225㎎を4週間内服していますが、やはり改善がありません。お辛いですね。SSRI/SNRIの二種類で効果がありませんでしたから...
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自己治療的にバルサルバ手技をしていたパニック障害の方

患者様には日々学ばせていただいている。先日、パニック障害から動悸や不安を訴える方がいらっしゃった。その方がおっしゃるには「動悸がしたときは息をとめるの。そうすると動悸がおさまるの。」とのこと。これはバルサルバ手技といって、息こらえをして、胸...
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精神科医のドリル

りんごをみて「ここまで出てるんだけど... なんだっけなぁ、あのー赤くて甘い」と言い、言いたい言葉がみつからない症状を何というか。喚語困難(かんごこんなん)りんごをみて「みかん」と言ったり、めがねをみて「ね、がね」と言い、言いたい言葉が別の...
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うつ病の堂々巡り思考

抑うつ気分は抗うつ薬でよくなりました。しかし同じことをずーと考え続けてしまい堂々巡りで答えがみつからなくって。仕事でも何から手を付ければよいのかわらなくなります。うつ病による思考の障害と考えます。うつ病でよくいわれるのが思考抑制で、「考えが...
うつ

気分障害の過眠

気分障害の過眠ですが「日中の過度の眠気」と「夜間の長時間睡眠」は症状として区別しましょう。過眠は単極性うつ病や気分変調症よりも、非定型うつ病、双極性障害、季節性感情障害に多く見られますね。はい。ですから、過眠、いくつかの考えがせめぎ合うとい...
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抗うつ薬の効果がでるまでの時間

抗うつ薬の効果がでるまで2週間であるといわれていますが、それは臨床試験で有意差がでたタイミングであり、全ての患者様がそうではなく、数日後から改善されることもよくあります。またまたうつ病の改善の順番は、必ずしも不安、抑うつ気分、意欲であるわけ...
くすり

抗精神病薬の維持量の大切さ

統合失調症の患者様の抗精神病薬を維持量以下にしたのですが、その後に症状が再燃してしまいました。患者様は副作用を気にされたり、薬に頼らずに生活したいというお気持ちがあり、治療者としてはそれに応えたくなって抗精神病薬を減らしたくなりますね。しか...
ふあん

SDM(DSMではありません)

SDM(shared decision making)は治療について患者様が主体的に意思決定するのを医療スタッフが一緒に支援する姿勢をいい、最近注目されています。医師が全て決めてしまうパターナリズムと、患者様に情報を提示し全て決めてもらうイ...
ふあん

正常な不安か病的な不安か

まず恐怖と不安の違いを考えてみましょう。はい。恐怖は目の前に猛獣いるときに抱く恐れであり、不安は目の前にはない対象への恐れです。恐怖の場合は闘争か逃走反応(fight or flight response)が起こりますね。はい。それでは不安...
うつ

うつ病と不安症の合併

SSRIやSNRIなど二種類の抗うつ薬を適切な量、期間使用しても寛解を得ない時、治療抵抗性うつ病といいます。うつ病によく併存するのが、パニック症、社交不安症、全般不安症です。これらの併存症があるとうつ病は治療抵抗性になりやすくなります。つま...
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うつ病の種類とレセプターと薬

うつ病の構造モデルは非内因性うつ病→内因性うつ病→ 精神病性うつ病 という重箱構造で、これに対応するのがセロトニン→ノルアドレナリン→ドーパミンという機能モデルですね。はい。焦燥が強い場合は抗うつ薬と同時かそれより先に非定型抗精神病薬、レボ...
うつ

自閉症スペクトラム症(ASD)と抑うつ

ASDの方は、自分の気分を察知しにくく、察知したとしても言葉・表情で他者に伝えるのが難しいため、抑うつを診断するのは難しいですね。はい。ASDの方は典型的なメランコリア(≒内因≒生物学的≒生気的)の病像は呈しにくく、気分の反応性も保たれてい...
てんかん

Kretschmerの粘着気質

患者様が人生で背負っている慢性疾患の苦しみに配慮しつつ、あくまでも学問的・診断治療学的に、てんかん性格について話ましょうか。誤解、差別や偏見がないように注意しながら。はい。ドイツのKretschmerが分裂気質、循環気質、粘着気質という3つ...
おさけ

アルコール依存症

アルコール依存症の患者様は「飲酒行動をかえたい」でも「飲みたい」というアンビバレントな気持ちをもっています。はい。このアンビバレントな気持ちを理解するのは難しいですが大変重要です。なかなか飲酒量がへらず節酒できなかったり断酒からスリップして...
うつ

躁うつ病の説明

患者様には躁うつ病の薬物治療をわかりやすく説明したいですね。はい。脳内の神経伝達物質のバランスが乱れていること、お薬が性格を変えてしまうことはないことを説明しています。躁うつ病の中で、抑うつ性混合状態(混合性うつ病)の症状はどう説明していま...
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睡眠中の大声や悪夢や激しく動くこと

寝ている時に動いてしまって怪我までします。それで悩んでいます。そうですか。睡眠中の望ましくない身体イベントは、ノンレム(ノンレム関連睡眠時随伴症)、レム(レム関連睡眠時随伴症)、その他と分けて考えます。大雑把に言うとレムは夢と関係しますから...
こばなし

歌って踊れる精神科医

歌って踊れる精神科医。実際にマイクを持って歌うとかダンスするということではなく、芸能から政治まで幅広い知識、視野を持ち、どんなトピックでも診察で語らうことができるようにしましょうということですね。精神科医は診察でとっさにことわざ、格言をいう...
うつ

治療抵抗性うつ病と酒、ギャンブル

うつ病とアルコール使用障害は併存することがありますね。はい。過去の研究からはアルコールの問題があったためにうつ病を引き起こすケースが多いとされますが、臨床ではまずうつ病があるために自己治療的にアルコール使用障害に至るケースもみられますね。ア...
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内因性うつ病をみきわめるための質問

DSMの大うつ病と内因性うつ病は違うものです。前者は操作的で、後者は病因論的です。はい。内因性うつ病の患者様に「これまでの人生の悲しい出来事での憂うつと、今の憂うつは似て居るかどうか」を聞くと「全然ちがうがうまく言い表せない」と返答されます...
シゾフレニア

外傷性と統合失調性の幻聴の違い

統合失調症は意識の一貫性、単数性、連続性を「悲壮に守」りますが、外傷性はそれらが怪しくなります。統合失調性は幻聴の内容をうまく言語化できなかったり、反復、単調、非現実的ですが、外傷性ははっきりいきいきと言語化できドラマ的ともいえます。また統...
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下痢を軽視しない

下痢があって困っています。SSRIを内服していらっしゃるのでセロトニン症候群の可能性もありますね。下痢を甘く見てはいけません。下痢のほかに振戦、興奮、発汗などはありませんか。いらいらや発汗があります。セロトニン症候群の可能性があるのでSSR...